事故の問題は弁護士に相談

交通事故に遭った場合の流れ

弁護士特約のデメリット

弁護士特約のデメリット自動車保険に弁護士特約をつけると、交通事故にあった後に弁護士に事案処理を依頼する場合の費用を保険から賄うことができるようになるメリットがありますが、デメリットもいくつかあるので注意が必要です。
まず、他の特約と同様で、弁護士特約を付加することで毎月支払う保険料がアップします。月額だと100~300円程度、年額にすると2,000~3,000円程度保険料が上乗せされます。金額にすると少額ですが無視はできない金額なので、家計負担をできるだけ減らしたい場合はこの特約をつけるかどうかはよく考えて結論を出しましょう。
また、すべての交通事故に対して適用できるわけではないという点も、デメリットといえます。被保険者に過失があった場合や事業用自動車の運転中に事故を起こした場合、事故の原因が自然災害だった場合など、特約を使えないケースはたくさんあります。
特約を付加する場合は、約款などで補償を受けられる条件や範囲は必ず確認しましょう。

弁護士特約なしの場合の交通事故の過失認定問題

弁護士特約なしの場合の交通事故の過失認定問題交通事故を起こった場合、通常は自動車保険会社が間に入り、事故の過失割合を認定します。
たとえば、交差点の事故の場合の過失割合は、直進が20%で右折が80%という具合です。これにより自動的に保険金が支払われます。しかし、この過失割合に納得がいかないと主張する人が少なくありません。ごねられたり、嘘をつかれたりなど問題が大きくなると、保険会社も対応ができなくなってしまう場合があります。
ドライブレコーダーがあると、どちらが悪いのかはっきりさせることができるのですが、すべての車にドライブレコーダーが搭載されているわけではありません。
交通事故の過失割合で問題が発生し、保険会社も対応できなくなったり、どうしても納得できないという場合は、裁判を起こす必要があります。その場合、弁護士費用などが発生しますが、任意保険の特約に弁護士特約があるので加入しておくと安心です。
ところが弁護士特約なしの場合は、全額自己負担となってしまう可能性があるので注意が必要です。

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